元
Multiancestry genome-wide association study of 520,000 subjects identifies 32 loci associated with stroke and stroke subtypes
2018 3月 アメリカ
脳卒中には脳梗塞と脳出血があり、脳梗塞にはさらにアテローム血栓性、心原性、小血管性のものがある。
これらにどのような遺伝的要因があるのかはよくわかっていない。
それを調べるべく国際的な共同事業 MEGASTROKE をたちあげ、これまでの世界中の研究成果をまとめてみたそうな。
日本をふくむ世界20カ国 52万人ぶんの遺伝情報をふくむ関連研究についてメタアナリシスをおこなったところ、
次のことがわかった。
・ゲノム中の脳卒中に関連する遺伝領域がそれぞれ、アテローム血栓性が6箇所、心原性が4箇所、小血管性が2箇所みつかり、
・また 血圧や冠動脈疾患、心房細動、血栓塞栓症、LDLコレステロール、頸動脈プラーク、白質高信号域等に関連するものなど計32の遺伝領域を特定することができた。
これまで世界中でおこなわれた脳卒中にかんする遺伝研究を解析した結果、32の関連する遺伝領域を特定することができた。将来のオーダーメイド医療にいかすことができるだろう、
というおはなし。
感想:
はやくまともな医療が普及してほしいよ。
病院で2時間以上まち「いい薬があるよ」と1分でARB降圧薬を処方され、翌日血圧が下がりすぎて失神する、、みたいなことがなくなると思うんだ。