元高速道路に近い住民の健康被害はおおく報告されているものの、脳卒中との関連はまだよくわかっていないのでしらべてみたそうな。
Residential Proximity to Major Roadways and Risk of Incident Ischemic Stroke in NOMAS (The Northern Manhattan Study)
2018 3月 アメリカ
ノースマンハッタンの住民3287人について住所から高速道路との距離をしらべ、脳卒中の発生を15年間フォローして関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に11%の被験者が脳梗塞になった。
・高速道路から400mよりはなれている者にくらべ、100m未満の住人の脳梗塞発生率は42%高かった。
・この関連は非喫煙者ほど顕著で、
・現在喫煙者でははっきりしなかった。
・心筋梗塞や総死亡率との関連は確認できなかった。
高速道路に近い住人は脳梗塞リスクがあきらかに高かった。この関連はとくに非喫煙者で顕著だった、
というおはなし。
感想:
うえのグラフだと現在喫煙者はむしろリスクが大幅に低下して見える。
たばこを吸うことでなにかの耐性を身に着けたかのようだ。