元
A Case-Control Study Investigating Simulated Driving Errors in Ischemic Stroke and Subarachnoid Hemorrhage.
2018 2月 カナダ
自動車の運転には認知 知覚 運動といった機能が要求される。しかし脳卒中を経験するとそれら能力はおおきく影響を受ける。
これまでの研究では脳卒中経験者の運転能力評価は患者によりおおきく異なっている。そこで脳卒中の種類ごとの特徴をしらべてみたそうな。
慢性期患者のうち、脳梗塞の15人とくも膜下出血の15人および同年齢の健常者20人について運転シミュレータをもちいた能力評価を行った。
次のことがわかった。
・全体の30%、脳梗塞の26.7%およびくも膜下出血の33.3%で健常者にくらべ運転パフォーマンスが低かった。
・脳梗塞とくも膜下出血の患者はいずれも車線維持能力が低かった。
・さらに脳梗塞ではスピード維持が、くも膜下出血では右左折能力に困難を示した。
・梗塞の左右脳半球やくも膜下出血の影響領域(中大脳動脈か前交通動脈)の違いは結果に反映しなかった。
・Trail Making Test (TMT)とUseful Field of View test(UFOV)は脳梗塞の車線維持能力と関連し、くも膜下出血は認知機能テストとの関連はみられなかった。
脳梗塞も くも膜下出血も車線維持能力が低かった。とくに脳梗塞ではスピード維持、くも膜下出血では右左折に問題がみられた。運転能力評価は脳卒中の種類を考慮にいれたほうがよいかも、、
というおはなし。
感想:
ようするに まっすぐ走れない、曲がれないってこと。
自動運転はやくきてくれー