元
Effects of Acupuncture on the Recovery Outcomes of Stroke Survivors with Shoulder Pain: A Systematic Review.
2018 2月 香港
脳卒中後の肩の痛みはおよそ半数の患者で経験され、1年以上つづくものもある。
2500年の歴史をもつ伝統中国医学のひとつである鍼治療が この肩の痛みに効くという報告が数多くある。
そこで、2017年までの それら研究成果をまとめてみたそうな。
脳卒中後の肩の痛みと鍼治療に関係する研究を厳選して総合的に解析した。
鍼治療は 従来型の鍼、電気鍼、熱して刺す火鍼、灸を乗せる温鍼、にわけた。
次のことがわかった。
・29のランダム化比較試験がみつかった。
・おおくの研究で偏りがつよく、治療や評価方法もことなるためメタアナリシスが実行できなかった。
・従来型の鍼は痛みや腫れを和らげ上肢機能を改善したが、関節可動域への影響は2つしか研究がなかった。
・電気鍼も痛みと上肢機能への改善効果が示されていたが、腫れや関節可動域については研究が少なく結論はでなかった。
・火鍼と温鍼も研究が非常にすくなかった。
これまでの研究から脳卒中後の肩の痛みにたいしては従来型の鍼もしくは電気鍼が効果がありそうだった。しかしいずれも偏りがつよいので手法や評価法を統一したさらなる研究がのぞまれる、
というおはなし。
感想:
脳卒中で手が動かなくなるのはわかる。
でも肩が痛くなるのは、、、なぜなんだ?
たしかに痛かった。1年以上続いた。