元
Anxiety After Stroke The Importance of Subtyping
2018 2月 イギリス
脳卒中患者のおよそ4分の1はなんらかの不安障害を経験するという。
しかし不安障害には恐怖症性や全般性の種類があり、たとえば恐怖症性では単なるリラクゼーションや抗うつ薬の類は効果がない。
そこで脳卒中のあとの不安障害の種類と特徴について詳しくしらべてみたそうな。
脳卒中またはTIAの患者175人について3ヶ月後の状態を電話インタビューしたところ、
次のことがわかった。
・22%の患者に不安障害が見られた。脳卒中後の不安障害には恐怖症性のものがおおく彼らの脳卒中回復度はよくなかった。不安障害の治療は恐怖症性と全般性の違いを確かめる必要があるだろう、
・恐怖症性の不安障害がもっともおおく、恐怖症性のみが10%、恐怖症性+全般性不安障害が7%、全般性不安障害のみが4%だった。
・不安障害の患者は恐怖症性の回避行動があらゆるシーンで高頻度に見られた。
・回復不良率(mRS:3-5)は 55 vs. 29%で不安障害患者におおく、
・QoLと社会参加率も低かった。
というおはなし。
感想:
全般性は理由が特定できないタイプで、
恐怖症性は、広場恐怖や社交恐怖をここではあつかっている。
脳卒中やってからというもの、その種の恐怖を克服しなければ、、という気持ちがなくなってしまった。
とことん逃げてやろうと思う。