元
Association Between Heart Rate and Subclinical Cerebrovascular Disease in the Elderly.
2017 12月 アメリカ
心拍数の増加は心血管死亡率と相関することがわかっている。自律神経の緊張による心拍数の増加が血管抵抗と高血圧を反映する。
とくに最近の研究では安静時や日中の心拍数よりも夜間心拍数が重要であると考えられている。
しかし脳卒中と心拍数との関連はいまだあきらかでない。そこで患者数がおおい無症候性の脳梗塞と白質病変について心拍数との関連をくわしくしらべてみたそうな。
平均年齢74の高齢者680人に24時間の心拍数モニター行い、MRIでの無症候性脳梗塞と白質病変体積との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・無症候性脳梗塞は13.7%に見られた。
・白質病変体積が特に大きいグループでは夜間心拍数とのみ あきらかな相関があり、収縮期血圧や他の心血管リスク要因に依らなかった。
・日中の心拍数や心拍変動との同様な関連は確認できなかった。
・心拍数と無症候性脳梗塞との関連も確認できなかった。
高齢者の調査では夜間心拍数の増加が無症候性の脳血管病である白質病変体積と相関していた、
というおはなし。
感想:
自慢じゃないけど心拍数は高い。