元
Association of body flexibility and carotid atherosclerosis in Japanese middle-aged men: a cross-sectional study.
2018 1月 日本
心肺能力や筋力が低いひとは糖尿病や脳卒中になりやすい。同様に関節をフルに動かすことのできる「柔軟性」の高さもこれらの慢性病に影響すると考えられる。
そこで腕と体幹の柔軟性と頸動脈の動脈硬化度(内膜厚とプラーク形成)との関連をしらべてみたそうな。
35-59歳の健康な男性1354人について腕伸展性テストと座位リーチテストをおこなった。
(腕伸展性テストは下の写真を見ればわかる)
さらに超音波検査で頸動脈の内膜中膜肥厚およびプラーク形成を測定し、関連を解析したところ、
次のようになった。
・腕伸展性テストで腕を伸ばしきれた者は55.0%で、37.8%にプラーク形成が確認できた。
・腕の完全伸展ができた者の内膜厚とプラークはあきらかに小さく、座位リーチ距離は大きかった。
・プラーク形成があった者の完全伸展者割合と座位リーチ距離はあきらかに小さく、内膜厚は有意に大きかった。
腕の伸展性と体幹の柔軟性が動脈硬化と関連していた。さらにこれらの関連は年齢 血圧 血糖 肥満 ライフスタイルに依らなかった、
というおはなし。
感想:
120度くらいが限界で 腕伸ばしきれなかったよ。ショックだ。