元
Return to work after young stroke: A systematic review.
2017 11月 カナダ
若年脳卒中患者のおおくは症状は軽く回復も良い。ほとんど障害も残らない。それにもかかわらず彼らの復職率は必ずしも高くない。
そこでこれまでの研究から若年脳卒中患者の復職率の時間経過とその関連要因をしらべてみたそうな。
18-64歳の脳卒中患者の復職に関係する研究論文を厳選してデータを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・29の研究がみつかった。
・復職率は時間経過とともに上昇し、
・0-6ヶ月後 41%、1年後 53%、1.5年後56%、2-4年後 66%だった。
・*日常生活動作の自立度が高い、*神経症状が少ない、*認知機能が良好、がもっとも復職を可能にする要因だった。
若年脳卒中患者の復職には日常生活動作と神経症状の改善が大切で、さらに認知機能の評価も重要である、
というおはなし。
感想:
経験的に、仕事の慣性に抗うのは凄まじくエネルギーの要ること。病気でもしないとなかなか立ち止まれない。
軽症ですんだのなら仕事を変えるチャンス。