元
Efficacy of intensive aphasia therapy in patients with chronic stroke: a randomised controlled trial.
2017 12月 ドイツ
慢性期脳卒中の失語症リハビリは、短期の集中訓練が効果的であることが最近あきらかになってきた。
しかしどのくらい集中すればよいのかはわかっていない。
これを探るべく実験してみたそうな。
脳卒中の発症後1年以上経つ失語症患者30人を2グループにわけた。
いっぽうには1回2時間、もういっぽうには4時間の失語症リハビリ訓練を4週間継続した。
その後の改善度を複数の指標で評価 比較したところ、
次のようになった。
・"Aachen Aphasia Test" では訓練時間によらず両グループで言語パフォーマンスに同程度の明らかな改善が見られた。
・"Action Communication Test" では後半の2週間に4時間訓練グループの改善が見られなかった。
4週間の失語症リハビリでは1回2時間を超える訓練をおこなってもさらなる効果は確認できなかった。むしろ集中度はそのままに期間をすこし延長するとよいだろう、
というおはなし。
感想:
これ。↓
ランセット誌:慢性の失語症でも3週間の集中訓練で治る