元
Climatic and Seasonal Circumstances of Hypertensive Intracerebral Hemorrhage in a Worldwide Cohort
2017 11月 ドイツ
脳内出血のおおくは高血圧に原因がある。血圧は気温や季節など気象の影響をうけやすい。
しかし気象条件と脳内出血の関係をしらべたこれまでの研究は限られた地域についてのものばかりで、夏に増えたり季節変動が見られなかったりと互いに矛盾した結果がでていた。
こんかい国際的な他施設間での調査をやってみたそうな。
5大陸22カ国122施設の脳内出血患者841人について、患者を高血圧性(基底核、脳幹、小脳に出血)と非高血圧性(皮質に出血)の脳内出血にわけ、発症2日前からの気温、気圧、季節との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・高血圧性の脳内出血患者にのみ季節変動が見られ、秋にピークがあった。
・高血圧性の脳内出血は若年者におおく 気圧の高い日に発症していた。
・気温の高い日もやや関連していた。
脳内出血の起きやすい気象条件を地球規模で調査したけっか、高血圧性の脳内出血は気温の高さよりも気圧が高い日に起きやすいことがわかった、
というおはなし。
感想:
いままでの常識と真逆なんだけど、こんご飛行機に乗ってもビビらないですむ理由ができたのは良し。
低気圧が来ると起きやすい脳内出血の種類がわかった