元
Virtual Reality Training for Upper Extremity in Subacute Stroke (VIRTUES)
2017 11月 ベルギー
脳卒中で上肢麻痺リハビリへのバーチャルリアリティの応用が期待されている。
これまでの研究は慢性期患者を対象とした小規模なものがおおく、さらに健常者向けのゲーム機の利用が主だった。
こんかい、亜急性期の患者について上肢リハビリ専用に開発されたバーチャルリアリティシステムをもちいて 大規模にその可能性を検証してみたそうな。
5病院で 発症から12週以内の脳卒中患者120人について、バーチャルリアリティ(VR)と通常訓練グループにわけた。
VRグループでは "YouGrabberシステム"を使用して1回60分間のセッションを4週間に16回実施し、
通常訓練グループは課題志向型でおこなった。
3ヶ月後までフォローして3種類の指標で上肢機能を評価 比較したところ、
次のようになった。
・介入前、直後、3ヶ月後で両グループの上肢機能にあきらかな差はなかった。
・上肢麻痺の度合いを軽 中 重症の別に比較しても違いは確認できなかった。
亜急性期の脳卒中患者へのバーチャルリアリティ訓練に従来リハビリを凌ぐ効果はなかった、
というおはなし。
YouGrabberシステム↓
感想:
上のビデオだととても役立ちそうにみえない。同レベル判定された従来法がかわいそうだ。