元
Temporal Associations between Fatigue, Depression, and Apathy after Stroke: Results of the Cognition and Affect after Stroke, a Prospective Evaluation of Risks Study.
2017 10月 オランダ
脳卒中のあと 体の疲れとは関係なく病的な疲労感を訴える患者の割合が35-92%にのぼるという報告がある。
脳卒中後の疲労は精神的側面もつよく、脳卒中後のうつとの関連も指摘されている。
いっぽう脳卒中後の無気力無関心(アパシー)はうつ症状とも重なるところがおおきい。
そこで、これら疲労 うつ アパシーの時間的関連を長期にしらべてみたそうな。
脳卒中患者243人について、疲労 うつ アパシーの各評価を おのおの3、6、12ヶ月後に行い関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・患者の49%が脳卒中後疲労で、26%がうつ、9%がアパシーだった。
・疲労患者はうつレベルが高く かつ持続していた。
・うつ患者はもともと疲労度も高かった。
・当初のアパシースコアと疲労には関連はなかった。
・疲労スコアの12ヶ月間の変化はうつスコアとアパシースコアの変化と相関していた。
脳卒中後の疲労とうつは双方向関連にあった。アパシーは疲労度と時間的に相関していたがうつの影響がおおきいと考えられた、
というおはなし。
感想:
疲労がおおくてアパシーが少ないってことはわかった。
脳卒中以来、興味のあることの他はいっさいやる気がなくなった。これははたしてアパシーなのか?