元
Caloric restriction stabilizes body weight and accelerates behavioral recovery in aged rats after focal ischemia.
2017 9月 スイス
肥満は脳卒中になる要因の1つである。
事前のカロリー制限が脳卒中後の結果にどう影響するものか実験してみたそうな。
高齢で肥満のネズミに、人為的に脳梗塞にする8週間前からカロリー制限食を与えた。
食べ放題ネズミと比べたところ、
次のようになった。
・脳卒中のあと、食べ放題ネズミの体重は10日後まで減少を続けた。
・しかしカロリー制限ネズミに体重減少は起きず、5日目から体重が急速に増え始めた。
・さらにカロリー制限ネズミでは、複雑な感覚運動スキルや皮膚感受性 感覚運動統合 空間記憶力が必要な課題の動作が改善した。
・同様に、インスリン様成長因子や糖代謝、動脈新生に関連する遺伝子発現が明らかに増加していた。
カロリー制限で体重を適切に保っていた高齢ネズミは脳梗塞後の回復がとても良かった、
というおはなし。
感想:
人間様のばあい「肥満パラドックス」ってのがあって、実際は太っているもの勝ち のもよう。