元
Hospital-Based Study of the Frequency and Risk Factors of Stroke Recurrence in Two Years in China.
2017 9月 中国
脳卒中は死亡や障害のおおきな原因ではあるが、その再発はより重大な問題になりうる。
脳卒中後2年間の再発頻度と関連要因を種類別に大規模にしらべてみたそうな。
2007-2010、109の病院の脳卒中患者10万人あまりについてしらべたところ、
次のことがわかった。
・2年間の再発者の割合は、くも膜下出血3.80%、脳内出血5.31%、脳梗塞8.71% だった。
・再発者のうち、くも膜下出血の54.11%、脳内出血の60.42%、脳梗塞の92.92%は初回とおなじ種類の脳卒中だった。
・くも膜下出血でクリップやコイル手術をした者は再発しにくかったが、1度再発すると何度も再発した。また、高血圧は再発のリスク要因だった。
・脳内出血では心房細動があると再発しやすかった。
・脳梗塞では1度再発が起きると何度も再発した。
脳卒中の再発頻度や関連要因は種類によりことなっていた、
というおはなし。
感想:
動脈にコブができやすい人の血管壁を少しつまんだくらいで「解決!」という考え方がとても21世紀とは思えない。
あと、心房細動に抗血栓薬あたえて脳出血そしてまた脳出血の連鎖も気になる。