元
Pre-stroke physical activity is associated with fewer post-stroke complications, lower mortality, and a better long-term outcome.
2017 9月 台湾
定期的で適度な運動は脳卒中予防になる。しかしそういった運動習慣が脳卒中のあとにおよぼす影響についての研究はすくない。
そこで、4万人ぶんの脳卒中患者データベースをつかって発症前の運動習慣と脳卒中後の合併症、長期的回復度との関連をしらべてみたそうな。
2006-2009の脳卒中患者39835人の記録を解析した。
仕事や家事 通勤をのぞいた余暇時間に、積極的な身体活動を 1回30分間x週3回x6ヶ月以上継続していた者を「活動的」と定義した。
次のことがわかった。
・活動的か否かで年齢や脳卒中の種類にかたよりはなかった。
・活動的だった患者は入院時の神経症状が軽く、
・合併症も少なく院内死亡率も低くかった。ただしICU滞在期間に差はなかった。
・1,3,6ヶ月後の機能的回復度も活動的だった患者があきらかに高かった。
脳卒中前に余暇時間を活動的に過ごしていた患者は性別によらず症状が軽く合併症も少なく、低死亡率で6ヶ月後の回復も良好だった、
というおはなし。
感想:
どうして労働時間の活動を含めないのかな?
仕事だけでクタクタなのにわざわざ運動しようと考える意識の高さが気持ちわるい。
出勤まえに皇居をジョギングするような人間にだけはなるまいと思っていたら脳が血を吹いてこのありさま。