元おおくの動物実験で 低周波電磁場刺激が虚血状態にある脳神経を保護し 梗塞や炎症 細胞死を抑える効果がしめされている。
An open-label, one-arm, dose-escalation study to evaluate safety and tolerability of extremely low frequency magnetic fields in acute ischemic stroke.
2017 9月 イタリア
脳卒中患者での実験はまだないので安全性確認をかねてやってみたそうな。
発症から48時間以内の脳卒中患者6人の虚血部位へ向けてコイルをあて、1日に1回45分間または120分間の低周波(75Hz)電磁場パルス照射を5日間つづけた。
その強度分布はコイルの形状と線量測定の手法にならって推定した。
次のようになった。
・有害事象はなかった。
・すべての患者で臨床症状が改善した。
・1ヶ月後、45分間刺激の3人のうち1人と120分間刺激の3人すべてで梗塞サイズが小さくなっていた。
・脳内の磁界強度は1mTと推定され、先行する研究から生物学的変化を起こすに足る強さと考えられた。
低周波電磁場療法は安全で実行可能なものだった。ランダム化比較試験が期待される、
というおはなし。
感想:
こっち↓のほうが一足早かったのかな。
低周波電磁界療法で脳卒中リハビリ