元
Sex-specific stroke incidence over time in the Greater Cincinnati/Northern Kentucky Stroke Study.
2017 7月 アメリカ
脳卒中が男性の死亡原因の5位にまで低下したいっぽう、女性では4位にとどまっている。
これは男性の脳卒中発生率の低下が女性よりも速いからかもしれない。
たしかめてみたそうな。
ケンタッキー州の脳卒中患者記録1993-2010から TIAをのぞく20歳以上の事例7710人ぶんを抽出して発生率を男女別に解析したところ、
次のようになった。
・57.2%が女性で、平均年齢も 72.4 vs. 68 で女性が高かった。
・この間に、10万人あたりの脳卒中発生率は男性で 263→192人におおきく減少し、女性では 217→198 と ほとんど変わらなかった。
・脳梗塞に限定しても同様に、男性は 238→165、女性は 193→173 となった。
・脳内出血とくも膜下出血の発生率は男女ともにあきらかな変化はなかった。
この16年間で低下した脳卒中発生率の原因は男性の脳梗塞の減少によるものだった。2010には男女の発生率がほぼ等しくなった。なぜなのかはわからない、
というおはなし。
感想:
肥満が自己管理能力のないクズとして労働市場で不利な扱いを受けるようになったから まず男性で改善したんじゃないのかな。