元
Is there a correlation between socioeconomic disparity and functional outcome after acute ischemic stroke?
2017 7月 中国
社会経済的地位が低いと脳卒中になりやすくその死亡率も高いという報告が数多くある。
回復度との関連についての研究はおおくないので、大規模にしらべてみたそうな。
中国の脳卒中患者データベースから2007-2008で教育歴、職種、収入のわかる脳梗塞患者11226人分の記録を抽出して、3ヶ月後の生活自立度との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・教育歴6年以上の非肉体労働者にくらべ、教育歴6年未満の肉体労働者は生活自立度が低い傾向にあった。
・年齢、性別、喫煙、飲酒、病歴などを考慮にいれると、肉体労働者の生活自立度は明らかに低く、収入の少ない(160ドル未満/月)者では有意な差はなかった。
・これらの関連は65歳未満の男性で顕著だった。
社会経済的地位が低い脳梗塞患者の回復度はよくなかった。収入の少なさよりも低教育歴、肉体労働者であることのほうが回復不良につよく関連していた、
というおはなし。
感想:
肉体労働者のほうが病気にたいしてタフなイメージがある。たぶんこういう人はよほど重症でなければ病院に来ないんじゃないかな。
これ↓おもいだした。
自殺したくなる脳卒中患者の特徴が明らかに