元
Interarm blood pressure difference in a post-stroke population.
2017 7月 アイルランド
両方の腕で測定した収縮期血圧の差は心血管疾患リスクと関連があると考えられていて、差が10mmHg未満なら正常で、 特に15mmHgを超えると脳血管障害での死亡率が高くなるという報告もある。
すでに心血管疾患リスクが高いはずの脳卒中経験者についての研究はおおくないので 確かめてみたそうな。
発症後6ヶ月時点の脳卒中患者238人についてしらべたところ、
次のようになった。
・40.3%で収縮期上腕血圧左右差が10mmHg以上、20.6%で15mmHg以上だった。
・高血圧、糖尿病、喫煙、肥満はいずれも 収縮期上腕血圧左右差の拡大とあきらかな関連はなかった。
・アルコールの過剰摂取と 15mmHg以上の差との有意な関連があった。
脳卒中経験者には収縮期上腕血圧左右差の拡大がめずらしくなかった。再発リスクの評価に使えるかもしれない、
というおはなし。
感想:
さっそく測ったら、差が15あった。