元
Decreasing prevalence of dementia in 85-year olds examined 22 years apart: the influence of education and stroke
2017 7月 スウェーデン
認知症のおおくは80歳以降におきる。認知症の発生率は過去40年間 低下傾向にあるというが有病率についてはさだかでない。
そこで20年前と現在とで認知症の有病率の変化、および認知症の原因となる脳血管障害 そして教育との関連を比べてみたそうな。
1986年と2008年の各時点で85歳だった計1065人について 同じ方法で認知症検査を行い 脳卒中や教育歴との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・認知症の有病率は 29.8%→21.7%になり、おもに血管性認知症が減少していた。
・基礎教育以上の割合は 25.2%→57.7% に増加。
・脳卒中経験は 20%→30%に増えたが、脳卒中による認知症の割合は低下した。
・教育歴や脳卒中、出生時期との交互作用が 認知症の有病率につよく関連していた。
認知症有病率の低下は教育の高度化による認知予備能の強化と 脳卒中治療レベルの向上で説明ができる、
というおはなし。
感想:
脳も筋肉みたいなもので鍛えて備えることができるのかもな。