元
Music-based interventions in neurological rehabilitation.
2017 6月 フィンランド
The Lancet neurologyの脳神経疾患への音楽療法のレビューから。
・音楽刺激で脳血流が増加し 活動レベルに応じた可塑的変化が生じる。
・これは動物実験の刺激豊富な環境での回復過程に似ている。
・音楽が中脳辺縁系を刺激してドーパミンを介して報酬、覚醒、感情反応をもたらす。
・なかでも 側坐核がその中心としてはたらき 認知機能の改善にいたる。
・また 副交感神経が活発になりカテコラミンやサイトカインを介し交感神経は抑制されリラックス効果がもたらされる。
・その結果 ストレスホルモンのコルチゾールは減少し、心血管系への負担が低下する。
・リズムへの同期反応(Rhythmic Entrainment)は聴覚系と運動系の結合の強さを示す生まれ持った仕組みである。
・好きな音楽への特別な反応には 音楽記憶に関係の深い前帯状皮質、前頭前皮質の関与がかんがえられる、
というおはなし。
感想:
上の図がとても綺麗に見えたので関心をもった。