元
Aphasia and Dysarthria in Acute Stroke: Recovery and Functional Outcome.
2017 7月 イギリス
脳卒中のあとの失語症や構音障害は患者の社会参加や生活の質、復職をむつかしくする原因でもある。
とくに構音障害についてはその回復過程の研究はおおくない。
失語症と構音障害の3ヶ月後の回復スピードと生活自立度への影響をしらべてみたそうな。
脳卒中患者データベースから8904人を抽出して NIHSSの失語症と構音障害スコアが1以上の者の3ヶ月後の回復状況をしらべたところ、
次のことがわかった。
・入院時、45.4%が失語症、69.5%が構音障害で、29.6%が両方だった。
・3ヶ月時点で脳卒中患者の17.9%で失語症が、40.1%で構音障害が治り、
・23.7%で失語症が、27%で構音障害がつづいていた。
・失語症が3ヶ月時点でも続いていると生活自立度も低かった。
失語症と構音障害は3ヶ月時点でも脳卒中患者の4分の1で続いていて、生活自立度の低下につながっていた、
というおはなし。
感想:
右脳の出血だけど ことばが出にくいことが いまだにある。だからゆっくりとはなすようにしている。