元
Asymptomatic carotid stenosis is associated with cognitive impairment.
2017 7月 アメリカ
高血圧や冠動脈疾患、脳卒中は血管性認知障害の原因となりうる。
無症候性の頸動脈狭窄と認知障害との関連をしらべてみたそうな。
無症候性の頸動脈狭窄(≧50%)患者82人と狭窄のない62人について、複数の認知機能検査をおこない、超音波検査機で狭窄率や脳循環動態を測定したところ、
次のことがわかった。
・両グループで血管リスク因子、教育歴、うつ症状などに差はなかった。
・狭窄グループでは認知機能スコアが低く、特に学習、記憶、運動、処理速度、実行機能が劣っていた。
・狭窄グループの49.4%の患者は認知機能の少なくとも2項目で障害があった。
・脳循環予備能の低い患者は認知機能ぜんぱんでスコアが低かった。
・狭窄率との関連は見られなかった。
無症候性の頸動脈狭窄は認知機能障害と関連があった。狭窄患者の49.4%に複数項目の認知機能障害がみられた。脳の循環予備能や血流量の低下が背景にあると考えられた、
というおはなし。
感想:
これ↓おもいだした。
頸動脈が狭窄すると脳卒中のきっかけになるというけれど、それ以前に頭がすこし弱くなるらしい