元
Long-term trends in the prevalence of patients hospitalized with ischemic stroke from 1995 to 2010 in Sweden.
2017 6月 スウェーデン
高齢化で脳卒中患者数の増加が予想される。そこで 脳卒中のおよそ85%を占める脳梗塞の有病率のさいきんの傾向をしらべてみたそうな。
スウェーデンの患者データベースから脳梗塞で入院した事例を抽出して1995-2010の傾向を解析したところ、
次のことがわかった。
・過去15年間の総患者数は1995年時点で129418人で、2010年時点では148778人だった。
・この間に脳梗塞で入院したことのある患者は人口10000人あたり189人の有病率だった。
・有病率は2000年までは増加傾向にあったがそれ以降 ほぼ安定した。
・45歳未満の有病率は増加したが その増加スピードは低下傾向にあった。
・85歳以上では有病率はやや低下傾向にあった。
脳梗塞の有病率は2000年までは増加し、その後緩やかに減少している。しかし若年者脳梗塞の有病率は増加傾向にあった、
というおはなし。
感想:
日本で脳血管疾患で入院か通院中の患者は2014に118万人だから、1.2億人で割ったら10000人あたり約100人ってことになる。
スウェーデンのはんぶん。
総患者数の決め方が調査によってまちまちなんだな。