元
Cholesterol Levels and Hemorrhagic Stroke Risk in East Asian Versus Non-East Asian Populations: A Systematic Review and Meta-Analysis.
2017 6月 中国
コレステロール降下薬を使った大規模な研究から、総コレステロールが160mg/dlを下回ると脳出血で死亡するリスクが3倍になることがわかっている。
そこで低コレステロールでおきやすい脳出血の種類について 特に東アジア人での特徴をしらべてみたそうな。
コレステロールが低いときの脳出血(脳内出血、くも膜下出血)リスクに関する過去の研究を厳選し データを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・東アジア人についての研究が9件、非東アジア人についてが12件見つかった。
・脳出血全体では 東アジア人であるか否かでリスクにおおきな差はなかった。
・脳内出血に限定すると、東アジア人ではコレステロールの高低でリスクに差がなかったが 非東アジア人では明らかにリスクが高かった。
・くも膜下出血では、東アジア人で明らかなリスク上昇があり、非東アジア人では差がなかった。
コレステロールが低いと東アジア人は脳内出血よりも くも膜下出血になりやすいことがわかった、
というおはなし。
感想:
薬で下げすぎは論外として、食事からのぶんはしっかり確保しとかないとな。
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