元
Extremely low frequency electromagnetic field (ELF-EMF) reduces oxidative stress and improves functional and psychological status in ischemic stroke patients.
2017 4月 ポーランド
脳虚血がおきると活性酸素の増加と抗酸化酵素活性の低下がおきる。
これまで低周波電磁界が生体の酸化ストレスに影響するという報告はあるが脳卒中患者への応用例はないので、実験してみたそうな。
57人の脳卒中患者を低周波電磁界あり、なしの2グループにわけた。
低周波電磁界グループでは40Hz, 7mT(テスラ)の電磁パルスを発生する直径55cm奥行き27cmのコイルに頭を入れ、
1日15分x週5回x4週間 曝した。
両グループともに通常のリハビリも4週間おこなった。
患者の日常生活動作、認知機能、うつ度 および血中の抗酸化能を測定したところ、
次のことがわかった。
・低周波電磁界グループで抗酸化酵素活性があきらかに高くなり、
・日常生活動作と認知機能スコアの改善も有意にすぐれていた。
低周波電磁界療法により脳卒中患者の回復が促された。抗酸化酵素活性の増加が関係しているのかもしれない、
というおはなし。
感想:
これまでネズミ実験のはなしはあったよ↓。
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