元
Risk of stroke among patients with borderline personality disorder: A nationwide longitudinal study.
2017 5月 台湾
境界性パーソナリティ障害(BPD)は感情や人間関係、自己評価、衝動制御の不安定さが特徴で、常にイライラして突然怒り出したり自傷行為に及んだりする。
BPDは一般人の4%にあるとされ、青年期にはじまり徐々に落ち着く傾向がある。
BPDには肥満や高血圧、糖尿病が多いことかがわかっているので、こんかい脳卒中との関連をしらべてみたそうな。
台湾の国民健康保健データベースから2002-2009のBPD患者5969人および年齢性別の一致する健常者23876人を抽出し脳卒中の発生を2011までフォローしたところ、
次のようになった。
・BPD患者の平均年齢は29歳だった。
・脳卒中発症年齢は 39 vs.46 でBPDグループが若かった。
・うつやPTSDといった精神疾患の影響を考慮しても、BPDがあると脳卒中リスク4.8倍 とくに脳梗塞リスク5.7倍だった。
境界性パーソナリティ障害の患者はその後 脳梗塞になりやすかった、
というおはなし。
感想:
さいきんの発達障害ブームもそうだけど、だれにでも当てはまりそうな性格上の特徴をならべて 難しい名前でむりやり病気にしている感がある。
性格分析なら歴史がながいぶん占星術のほうがよほどあてになる。
ここ→EQUINOXには世話になった。あまりに当たるので この15年間はこわくて利用していない。