元
Association Between Midlife Vascular Risk Factors and Estimated Brain Amyloid Deposition
2017 4月 アメリカ
高血圧や喫煙、糖尿病などの血管危険因子をもっていると のちに認知症になりやすいといわれている。
そこで中年期の血管危険因子とアルツハイマー病との関連はどうなのか、しらべてみたそうな。
45-64歳で 肥満や高血圧、喫煙、糖尿病、コレステロールの検査をした346人をフォローして、20年後にアルツハイマー病に特徴的なアミロイドを定量するPET検査をおこなった。
またアルツハイマー病に関連するAPOE遺伝子型の有無もしらべ関連を解析したところ、
次のようになった。
・中年期に血管危険因子を多くもっているほどアミロイドの蓄積がおおかった。
・血管危険因子がゼロ個の者の30%にあきらかなアミロイド上昇があり、
・血管危険因子が2個以上の者には 60%にアミロイド上昇があった。
・人種との関連はみられなかった。
・晩年の血管危険因子とも関連はなかった。
・APOE遺伝子型との関連も確認できなかった。
中年期に血管危険因子をおおく持っていると、明らかにアミロイドがおおく蓄積していた。この関連は晩年の血管危険因子にはよらなかった。
これが血管疾患患者が認知症になりやすい理由なのかも、
というおはなし。
感想:
そのうちアルツハイマー病も体験できるのか、、楽しみだ。