元
Oceanic Meteorological Conditions Influence Incidence of Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage.
2017 3月 フランス
脳卒中の5%を占めるクモ膜下出血は、85%が脳動脈瘤の破裂による。クモ膜下出血と気象条件との関連についての研究は数多くあるが結論はでていない。
今回、酸素分圧も考慮してその関連をしらべてみたそうな。
大西洋岸から45kmの海洋性気候都市のクモ膜下出血患者71人について
発症前72時間から発症後24時間までの気象条件を確認した。酸素分圧も推定して関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・クモ膜下出血リスクは春と秋に高かった。
・大気圧が1010hPaより高く酸素分圧が高いときに最もリスクが高く、
・大気圧が990hPaより低く 酸素分圧も低いときに最もリスクが低かった。
・発症の前には大気圧の明らかな低下と 酸素分圧の低い状態が続いた。
クモ膜下出血は低気圧のときにはおきにくく、高気圧が48時間以上続くとおきやすかった。酸化ストレスが動脈瘤の破裂に関係しているのかもしれない、
というおはなし。
感想:
台風一過の数日後があぶないのか?