元
Intensive speech and language therapy in patients with chronic aphasia after stroke: a randomised, open-label, blinded-endpoint, controlled trial in a health-care setting.
2017 2月 ドイツ
脳卒中で失語症になり 6ヶ月以上つづいている慢性期失語の患者は脳卒中全体の20%ほどいる。彼らへの集中的な言語聴覚療法は効果的であるとされながらもサンプル数が少なくエビデンスの質は低かった。
そこで慢性期失語症への集中的な言語聴覚療法の効果を大規模にしらべてみたそうな。
19のリハビリ施設から脳卒中で慢性失語の患者158人をえらび2グループに分けた。
言語聴覚療法は週10時間x3週間の訓練をおこなった。
いっぽうのグループへは訓練の開始を3週間遅らせた。
訓練直後、さらに6ヶ月後もフォローして比べたところ、
次のようになった。
・訓練直後、言語コミュニケーション能力が著しく改善した。まだ訓練を受けていないグループでは変化はなかった。
・6ヶ月後、両グループで同様の改善効果が持続していた。
・この効果は 脳卒中の種類や失語の種類、重症度に依らなかった。
脳卒中で慢性期失語症の患者への3週間の集中的な言語聴覚療法は、言語コミュニケーション能力を明らかに向上させる効果がある、
というおはなし。
感想:
STはできる子。なのにPTOTは、、、
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
ランセット誌:超早期リハビリぜんぜん効果ない