元
Clinical Course and Outcomes of Small Supratentorial Intracerebral Hematomas.
2017 2月 アメリカ
脳内出血は脳卒中のなかでももっとも致命的で およそ3人に1人が30日以内に亡くなる。初期の血腫のおおきさが30mL以上で拡大傾向にあると ほぼ間違いなく予後不良と考えられている。
では30mL未満のばあいはどうなのか、しらべてみたそうな。
血腫の体積が30mL未満の患者375人について30日後の状態を評価し 他の要因との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・血腫増大が19.2%、早期の神経症候憎悪が7.5%に見られた。
・血腫増大は早期神経症候憎悪につよく関連していた。
・血腫増大は出血位置に依らなかった。
・13.9%が院内で死亡し、29.1%に重度の障害が残った。(計43%)
・出血位置が皮質か深部かで予後不良度に差はなかった。
30mL未満の脳内出血患者は出血位置にかかわらず30日時点の予後不良率が高かった。5人に1人は血腫が増大して早期の神経症候憎悪または死亡していた、
というおはなし。
感想:
じぶんは29.7mLだった。2週間後、MRIで白質が変色しているところも入れると130mLくらいになっててオドロイタョ。↓(動画)