元脳卒中患者とその介護人の生活の質QoLと 関連要因をしらべてみたそうな。
Roles of Changing Physical Function and Caregiver Burden on Quality of Life in Stroke: A Longitudinal Dyadic Analysis.
2017 2月 イタリア
リハビリ病院を退院した脳卒中患者とその介護人の226組を12ヶ月間フォローしたところ、
次のことがわかった。
・脳卒中患者の平均年齢は70.8、介護人は52.4だった。
・この間に脳卒中患者の身体的 心理的QoLはあきらかに改善した。ただし社会的QoLに変化はなかった。
・介護人のQoLは 平均すると変化がなかった。
・脳卒中患者の身体機能の改善は 患者本人と介護人のQoLの向上に関連があった。
・介護人の負担が軽減すると 介護者本人のQoLがあきらかに向上した。ただし患者のQoLには影響しなかった。
脳卒中患者と介護人のQoLは 脳卒中患者の身体機能の変化におおきく影響を受けた、
というおはなし。
感想:
容易に予想できる結果だ。患者はじぶんのことでアタマいっぱい。介護人にまで気が回らない。