元
Relation between resting amygdalar activity and cardiovascular events: a longitudinal and cohort study
2017 1月 アメリカ
ストレスと脳卒中など心血管疾患との関連は数多く報告されているものの そのメカニズムよくわかっていない。
動物実験では不安やうつへの反応をつかさどる扁桃体との関係が指摘されている。そこで人間でしらべてみたそうな。
平均年齢55の293人の安静時PETの全身検査で扁桃体や骨髄 動脈の活性を調べた。心血管疾患の有無を3.7年間フォローして自覚ストレスとの関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・22人が脳卒中をふくむ心血管疾患になった。
・扁桃体の活性が骨髄活性、動脈活性、心血管疾患とあきらかに関連していた。
・自覚ストレスと扁桃体活性、C反応性タンパク質が関連していた。
・ストレス→扁桃体→骨髄で白血球→動脈で炎症プラーク→心血管疾患の関係ルートが考えられた。
脳の扁桃体の活発さが脳卒中など心血管疾患と関連していた。感情にストレスをうけると扁桃体から骨髄へ白血球増産シグナルがでて動脈壁の炎症からプラークにつながると考えられた、
というおはなし。
感想:
もう何十年もまえから自分の怒りっぽさにホトホト嫌になる自覚はあったよ。