元
Psychosocial function in the first year after childhood stroke.
2017 1月 オーストラリア
子供の脳卒中は脳の発達をさまたげ 運動 認知 言語能力に問題を生じうることが知られている。しかし心理社会的な影響についてはよくわかっていないので調べてみたそうな。
平均年齢6.8歳の子供脳卒中患者37人について、発症後1年間の社交性をフォローした結果、
次のことがわかった。
・6ヶ月後、12ヶ月後の社交性は発症まえにくらべ 劣っていた。
・とくに感情障害や注意欠陥、多動性といった心理的な問題がおおかった。
・発症年齢がおそくなるほど、神経症状が重いほど社交性が低下した。
・これら心理社会的問題は親のメンタルヘルスとよく関連していた。
脳卒中を経験した子供の中には心理社会的な障害を受ける者が少なからずいた。特に子供の年齢や神経症状、親の精神状態が関連していた。親の影響がつよいことから 家族へのサポートが子供の治療につながるかもしれない、
というおはなし。
感想:
大人=高年齢の子供 と考えるとソーシャル能力へのダメージは計り知れない。フェイスブックとツイッターに挫折した原因はこのあたりにあるのかも。