元
Physical inactivity is a strong risk factor for stroke in the oldest old: Findings from a multi-ethnic population (the Northern Manhattan Study).
2017 1月 アメリカ
80歳以上の人口割合が急増している。かれらへの脳卒中予防のための積極介入は多剤併用をまねきやすい。
しかし運動ならその心配はない。そこで高齢者の身体活動と脳卒中リスクとの関連をしらべてみたそうな。
平均年齢69の3298人に余暇の身体活動習慣をアンケートし、脳卒中の有無を14年間フォローしたところ、
次のようになった。
・80歳以上が17%を占め、40.8%は余暇の時間に身体活動がまったくなかった(仕事や歩行時間を含まない) 。
・14年間に391人が脳卒中になった。80歳以上と余暇の不活動があきらかに関連していた。
・80歳以上では、余暇活動がまったくないばあい脳卒中リスクは1.60倍だった。
・いっぽう糖尿病や高血圧、心不全は80歳以上にとっては脳卒中リスクではなかった。
80歳以上の高齢者にとって運動不足は脳卒中の強いリスク要因だった。運動をうながすことで容易に改善できるかもしれない、
というおはなし。
感想:
年金はあてになりそうもないので生涯 労働はつづく。要介護になって社会の負担にならぬよう、つかの間の余暇タイムにも運動が奨励される素敵なみらい。