元
Content of conventional therapy for the severely affected arm during subacute rehabilitation after stroke: An analysis of physiotherapy and occupational therapy practice.
2017 1月 オランダ
脳卒中リハビリで麻痺上肢に費やされる時間にはかたよりがあると言われているが内訳がよくわかっていない。
そこでPT(理学療法)とOT(作業療法)にわけて上肢の麻痺が重い脳卒中患者へのリハビリ時間で比べてみたそうな。
上肢が重度に麻痺した脳卒中患者46人の医療記録を解析した。
各リハビリ内容に要した時間を国際生活機能分類(ICF)のメインカテゴリ別(心身機能、活動、参加、その他)に集計した。
次のことがわかった。
・PT,OTともに30分間のセッションのうち4-7分間を上肢リハにあてていた。
・PTは麻痺上肢よりも心身機能へあきらかに多くの時間を費やしていた。
・OTは移動や身支度 家事の 活動カテゴリに特に多くの時間を費やしていた。
・ICFの全15のサブカテゴリのうち上記3つを除く12では時間配分がPT,OTで酷似していた。
重度に上肢が麻痺した脳卒中患者は上肢に特化したPTやOTの時間がほとんどなかった。療法士は上肢リハビリの時間をおもに心身機能向けに使っていた。PTとOTの時間配分では15あるリハビリカテゴリのうち12が完全にダブっていた、
というおはなし。
感想:
いっそ資格を統合して PTOT(ピィーティーオーティー) にすればよくね? (㌰
じつは上肢リハビリがほとんど行われていなかった!