元
Oral tactile sensitivity and masticatory performance are impaired in stroke patients.
2017 1月 スイス
脳卒中になると嚥下障害にならないまでも よだれや味覚低下がある。
そこで脳卒中患者の咀嚼(そしゃく)能力と口の触覚障害との関連をしらべてみたそうな。
脳卒中患者27人と健常者27人についてカラーガム等をつかった咀嚼能力テスト、唇や顎の筋力、触覚しきい値検査を行い比較したところ、
次のことがわかった。
・脳卒中患者は口の渇きやたべものを口からこぼすことが多かった。
・口腔内のあきらかな触覚低下は脳卒中の反対側にみられた。
・脳卒中患者のくちびるは両側ともに触覚がにぶかった。
・咀嚼能力とくちびるのちからは脳卒中患者で低かったが、
・噛む力は健常者と同レベルだった。
・口腔内の触覚と咀嚼能力には関連があった。
脳卒中は反対側の口腔内触覚に影響して、咀嚼能力が低下すると考えられる、
というおはなし。
感想:
顔はんぶん触覚がにぶくガムを噛んでると左の頬も噛んで血が出ることがよくある。そういうことだとおもう。