元
Factors Predicting Recovery of Oral Intake in Stroke Survivors with Dysphagia in a Convalescent Rehabilitation Ward.
2017 1月 日本
脳卒中のあとの嚥下障害は27-64%の患者にみられ、半数は2週間以内に回復する。胃ろうや経鼻チューブなどの対策はいずれも一長一短であり避けれるものなら避けたい。
そこで経口摂取が勝手に復活する患者の特徴をしらべてみたそうな。
2009-2015に脳卒中で嚥下障害になった患者のうち
リハビリ病院へ転院するまでに経口摂取が可能になった患者とそうでないグループとにわけ特徴を比較したところ、
次のことがわかった。
・経口摂取可能になった34人とそうでない38人の記録がみつかった。
・経口可能になったグループは年齢が若く、BMIが高く、発症から入院までが短かった。
・経口可能予測因子は、入院時の肥満度BMI、認知機能的自立度FIM、嚥下重症度DSSの3つであり、
・これら3つの変数からその後の経口摂取の可否を精度良く予測できた。
脳卒中で嚥下障害の患者のうち、BMI、 FIM、DSSが高い者は退院までに経口摂取が可能になった。これら患者への胃ろう造設を避けることができるだろう、
というおはなし。
感想:
このブログはじめてから、痩せてることが善とするはなしをきいたことがないわ。