元
Differences between left- and right-sided neglect revisited: A large cohort study across multiple domains.
2016 12月 オランダ
半側空間無視は損傷脳が右脳でも左脳でも発症し、無視症状は左側にも右側にも起きうる。
それらの頻度とパターンについて調べてみたそうな。
335人の脳卒中患者について調査したところ、
次のようになった。
・15.82%が左の半側空間無視で、9.25%が右の半側空間無視だった。
・無視症状は左の半側空間無視で重かった。
・近位(peripersona)と遠位(extrapersonal)の無視症状を併せ持つケースは左の半側空間無視に多かった。
・バランス能力は右の半側空間無視で低かった。
・認知能力、運動機能、身支度能力に左右の半側空間無視で違いはなかった。
・左の半側空間無視は右脳損傷がほとんどだったが、右の半側空間無視は右脳でも左脳の損傷でも起こり得た。
脳卒中のあと半側空間無視は左右どちら側にも起きた。左の半側空間無視のほうが注意障害は重症だったが 身体能力 自立度におおきな差はなかった、
というおはなし。
感想:
単純に右脳だけのもんだいじゃぁないんだな。