元
Effects of high-intensity physical training on muscle fiber characteristics in post-stroke patients.
2016 12月 デンマーク
脳卒中経験者は身体トレーニングを集中的に行うことで筋力や歩行スピードを改善することができる。
このときの筋肉変化を細胞レベルで調べてみたそうな。
脳卒中で片麻痺の外来患者を筋力トレーニングと体重支持トレッドミルの3ヶ月間のプログラムに参加させた。
両脚の外側広筋から組織サンプルを採取して筋繊維のサイズ、種類、毛細血管化を1年後までフォローしたところ、
次のことがわかった。
・トレーニング前は麻痺側の脚は健常側にくらべ筋繊維は細く遅筋が少なかった。特に速筋のうち無酸素運動により適したⅡx型の割合が高かった。
・トレーニング後、麻痺脚に通常の速筋Ⅱa型の割合が増加した。
・1年後、両下肢で筋繊維の違いは確認できなかった。
高強度トレーニングの直後は筋繊維サイズや毛細血管化におおきな変化はなかったが、速筋Ⅱa型の割合が増えて筋力や運動機能を補っているようだった、
というおはなし。
感想:
筋肉にⅠ,Ⅱa,Ⅱx の型があるって知らなかったよ。