元
Is upper limb virtual reality training more intensive than conventional training for patients in the subacute phase after stroke? An analysis of treatment intensity and content.
2016 11月 ノルウェー
脳卒中の上肢リハビリでは集中的に訓練回数を増やすことで神経の可塑性を促すことができると考えられている。
そこでバーチャルリアリティ(VR)訓練と従来型訓練で集中度が異なるものか実験してみたそうな。
脳卒中で上肢麻痺の患者50人をVR訓練と課題志向型訓練に分けた。
60分ほどの訓練をほぼ毎日 4週間おこなった。
訓練の様子をビデオ録画して 訓練時間に占める麻痺手の実運動時間の比を分析した。
VR訓練は スイスYouRehab社のYouGrabberシステムを使用した。両手にはめたデータグローブとビデオゲームが連動する。
次のようになった。
・麻痺手の実働時間の比は77.7% vs. 67.3%でVRグループが明らかに高かった。
・この差は重症患者ほど顕著で、
・80.7% vs. 60.6%で重症患者の実働時間が多かった。
VR訓練のほうが課題志向型訓練よりも集中度は高く、特に上肢麻痺が重症な患者ほど実働時間が多かった、
というおはなし。
YouGrabber↑↑↑
感想:
まもなく冗談も言える人工知能が載るだろうから 療法士さんは楽になるな。
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない