元
Antihypertensive withdrawal for the prevention of cognitive decline.
2016 11月 オランダ
降圧薬治療の心血管疾患予防効果ははっきりしている。そのいっぽうで認知機能に与える影響は明らかでなく、降圧薬治療が認知症を加速させるという研究結果もある。
降圧薬をやめれば脳への血液循環が元に戻り認知機能の低下を抑えることが期待できる。しかし脳血管障害が原因の認知症になる可能性が高くなる。
そこで 降圧薬を少なくとも1種類やめた場合の影響を過去の研究から調べてみたそうな。
次のことがわかった。
・被験者2490人を含む信頼性の高い2つの研究がみつかった。
・1つは降圧薬をやめて認知スコアが上がったという研究で、急性脳卒中後の患者を対象にしているため一般化が難しかった。
・もう1つの研究では降圧薬の中止により血圧が上昇した。
・両研究ともに降圧薬の中止で死亡率は上がらなかったが 心血管疾患はやや増える傾向にあった。
降圧薬治療をやめたときの認知機能への影響と認知症予防効果については結論はでなかった、
というおはなし。
感想:
これだけ世の中で使われてて結論でないってことは大した差はないんだろうな。
わたしが降圧薬をやめた理由は頻尿。
2015年にきっぱりとやめた。頻尿は瞬時になおった。今朝寒かったけど血圧は127/95。