元
Stable incidence but declining case-fatality rates of subarachnoid hemorrhage in a population
2016 10月 アメリカ
近年のくも膜下出血の診断 治療技術の進歩は著しい。
くも膜下出血の発症と予後の傾向を調べてみたそうな。
1988-2010のアメリカでの非外傷性くも膜下出血の発症率、致命率を調べたところ、
次のことがわかった。
・この間のくも膜下出血発症率は10万人あたり年間8.8→9.2→10.0→9.0→7.7人と推移しほぼ一定だった。
・5日間致命率は32%→18%、30日間は46%→25%、90日間は49%→29%へ減少した。
・明らかな脳動脈瘤破裂事例に限定してもこの傾向は見られたが 有意なほどではなかった。
くも膜下出血の発症率は過去20年間でほとんど変わっていなかったが、医療技術の進歩により5日間、 30日間、 90日間致命率は明らかに低下した、
というおはなし。
感想:
20年前って昨日のことのようだけど 酷かったんだなぁ、、、