元
Association of Secondhand Smoke With Stroke Outcomes.
2016 10月 アメリカ
喫煙は脳卒中のリスク要因の1つである。しかし間接喫煙についてはよくわかっていない。
そこで、脳卒中経験の有無と間接喫煙、死亡率との関連を調べてみたそうな。
米国全国健康・栄養調査から1988-2012の記録のうち、非喫煙者27836人を抽出した。
家庭での間接喫煙の有無は申告により、その暴露程度はニコチン代謝産物であるコチニンの血清濃度で分類し関連を解析した。
次のことがわかった。
・この期間に 間接喫煙に曝されている人は脳卒中経験者で11.5%→6.6%、非脳卒中経験者で14.6%→5.9%に減少した。
・間接喫煙に曝されやすい人の特徴は 男性、黒人、低教育歴、貧困、大酒飲み、心筋梗塞歴だった。
・また間接喫煙に高度に曝されているグループでは脳卒中歴の率が1.46倍 高かった。
・脳卒中歴のあるグループでは間接喫煙への暴露と総死亡率に用量関係が確認できた。
脳卒中歴のある者は間接喫煙に曝される割合が50%高く、彼らの死亡率は2倍だった、
というおはなし。
感想:
因果関係がよくわからない。他人のたばこの煙にやたら敏感な人たちがいて、かれらは脳卒中になり やがて早死するってことなのかな、、