元
Effects of Robot-Assisted Therapy for the Upper Limb After Stroke: A Systematic Review and Meta-analysis.
2016 9月 オランダ
ロボット技術を応用した脳卒中リハビリが数多く試みられている。そこで、上肢麻痺へのロボット支援リハビリのこれまでの成果をまとめてみたそうな。
関連する過去の研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・被験者1362人を含む44の研究がみつかった。
・深刻な有害事象はなかった。
・麻痺手の運動機能と筋力改善に僅かではあるが有意な効果が認められた。
・筋緊張が増える傾向があった。
・上肢の総合能力と日常生活動作上の改善はなかった。
・肩や肘、肘や手首に特化したロボットで僅かな効果が認められた。
ロボット支援により脳卒中で麻痺した上肢の訓練回数を安全に増やすことができる。しかしその効果はわずかで適応関節範囲は限定的だった。実験条件や方法がまちまちであり上肢リハビリ効果を一般化することはできなかった、
というおはなし。
感想:
ロボット義手の話なら興味あるけど これはまったく別。
腕が傷ついたわけではなく脳に問題が起きたのに、機械で腕を振り回してどうしようというのか、、、