元
Potentially Serious Drug-Drug Interactions in Older Patients Hospitalized for Acute Ischemic and Hemorrhagic Stroke.
2016 9月 イタリア
いまや高齢者への多剤投与は珍しくなく 薬物相互作用の危険性は常にある。
脳卒中患者について薬物相互作用の可能性と 脳卒中との関連を調べてみたそうな。
65歳以上の急性期脳卒中患者146人について、入院時の投薬内容を調べ薬物相互作用の種類 および脳梗塞、脳出血との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・薬の平均投与数は5.8で、
・582種類の薬物相互作用の組み合わせが確認でき、
・18種類では軽度、415種類は中程度、149種類は深刻な危険度だった。
・患者の61%が1種類以上の深刻な薬物相互作用にさらされていた。
・脳梗塞患者では 深刻な薬物相互作用を1種類以上持つ割合が、74 vs. 50% で初回患者よりも再発患者に多かった。
・脳卒中を引き起こす可能性の高い薬物相互作用の組み合わせが、脳梗塞患者の17%、脳出血患者の19%に確認できた。
高齢の脳卒中患者で 深刻な薬物相互作用の危険にさらされている割合が非常に高かった、
というおはなし。
感想:
降圧薬をキッパリと勝手にやめてから1年半以上経つ。
頻尿はただちに解消した。血圧は薬飲むまえよりも明らかに低く つねに140/90辺りにある。