元
Stroke Laterality Bias in the Management of Acute Ischemic Stroke.
2016 8月 アイルランド
脳卒中が右脳か左脳かで入院後の扱いに差がでるものなのか確かめてみたそうな。
平均年齢73、左脳梗塞の71人と右脳梗塞の70人の入院患者について、
入院までの時間、CT撮るまでの時間、脳卒中専門病棟へ移されるまでの時間、生存率などを調べ左右損傷脳との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・発症から入院までの時間とCT撮るまでの時間に損傷脳の左右で差はなかった。
・入院してから脳卒中専門病棟へ移されるまでの時間は、右脳損傷患者のほうが左脳患者よりも平均14時間長かった。
・10年間の生存率に差はなかった。
神経症状が軽く非優位脳が損傷した急性脳梗塞患者は、脳卒中専門病棟への移送が遅れがちである、
というおはなし。
感想:
CT撮ってなお 左脳患者のほうが医師には重症そうに見えるってことか、
気丈に振る舞ってはいかんね。