元
Ability to solve riddles in patients with speech and language impairments after stroke.
2016 4月 ボスニアヘルツェゴビナ
なぞなぞを解くためには複雑な言語構造を解析する能力が要求される。
そこで、脳卒中患者のなぞなぞを解く能力について実験してみたそうな。
平均年齢69、発症後50日前後の脳卒中患者88人になぞなぞ10問を出し90秒以内に答えさせた。
正答率と言語障害の有無、脳の損傷位置、片麻痺の左右との関連を解析したところ、
次のようになった。
・左側麻痺患者45人の正答率は57%で そのうち7人が言語障害だった。
・右側麻痺患者42人の正答率は37%で そのうち27人が言語障害だった。
・言語障害者の正答率は27%で、
・非言語障害者の正答率は60% だった。
・シルビウス裂周囲の特にウェルニッケ野に病巣があると正答率が低かった。
脳卒中で言語障害のある患者のなぞなぞ正答率は低かった。特に左脳のシルビウス裂周囲に病巣のある患者で顕著だった、
というおはなし。
感想:
言語障害(SLD)あるともっとダメダメかと思ってたけど、意外にガンバってる人おおい。