元
Do Motor Imagery Performances Depend on the Side of the Lesion at the Acute Stage of Stroke?
2016 6月 フランス
運動イメージ訓練は脳卒中患者の上肢リハビリにもっとも効果的な方法の1つである。
しかし急性期患者の運動イメージ能力についてはよくわかっていないので調べてみたそうな。
発症後3週間未満の脳卒中患者24人と健常者24人について、運動イメージテストを行い 反応速度、エラー率、時間あたりのイメージ回数 等を測定し損傷脳の左右、麻痺手、非麻痺手の区別との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・写真の手の左右を判断する能力は、脳卒中患者は麻痺手側で反応速度が遅くエラー率が高かった。
・非麻痺手側では右脳損傷患者のエラー率が健常者よりも高かった。
・時間あたりのイメージ回数は両側の手で脳卒中患者が劣っていた。
・手を実際に動かせる回数とイメージで動かせる回数は対応関係にあったが、右脳損傷患者だけは両手ともに関連を確認できなかった。
運動イメージ訓練を脳卒中の上肢リハビリに応用する際には、損傷脳の左右の違いに注意が必要かも、
というおはなし。
感想:
これ思い出した。↓
手の写真をみて 右手か左手かすぐにわかる?