元
Patient outcomes up to 15 years after stroke: survival, disability, quality of life, cognition and mental health.
2016 7月 イギリス
脳卒中からの生還率は向上し患者の余生も延びている。そこで、脳卒中から15年先までの患者の状態変化を調べてみたそうな。
ロンドン南部の住民記録から脳卒中患者2625人を抽出し、発症から15年後までの生存率、身体障害、認知障害、QoLなどをフォローしたところ、
次のことがわかった。
・15年後21%が生存しており、彼らの発症年齢の中央値は58、
・61%は男性で 87%は自宅暮らしだった。
・33.8%は軽度の身体機能障害、14.3%は中等度、15.0%が重度の障害だった。
・身体機能障害は時とともに増加したが、15年生存者の10人に1人は脳卒中発症直後から中等度-重度の障害持ちだった。
・15年生存者の30.0%に認知障害、39.1%にうつ、34.9%に不安障害があった。
脳卒中後15年時点では5人に1人が生存していたが、身体機能的、認知能力的、精神的に不良な状態が少なくなかった、
というおはなし。
感想:
こんなに死んじゃうのかい?って印象。